「ルイボスティを飲むと妊娠するらしい!」とよく聞きますね。
結論から言って、それで妊娠するなら誰も困っていないという事実。
とはいえ、カラダに悪いといっているわけではありません。
ルイボスティはとてもカラダに良いものです。
さて有名なルイボスですが、15年前のハーブ辞典の本には記載がありません。
ここ最近注目されているのですね(大昔から原住民には利用されています)。
生息しているのは南アフリカで、それ以外の地域では栽培できないそうです。
それがまた、希少性を増しますね。
さてルイボスの良さといえば
① アンチエイジング・美肌
② 妊活
③ むくみ・冷え
④ アトピー
⑤ ダイエット
⑥ 安眠効果
⑦ 二日酔い
⑧ 貧血
⑨ 生理痛
⑩ 便秘・下痢
⑪ 水虫
⑫ 加齢臭・体臭
⑬ 更年期
⑭ 熱中症
⑮ 糖尿病・痛風
⑯ 花粉症
たくさんの効能があります。
とくに着目するのは、活性酸素分解酵素SODという活性酸素を分解する酵素、抗酸化物質をたくさん持つことです。
抗酸化物質で有名なポリフェノールの一種であるアスパラチンを豊富に含みます。
抗酸化物質といえばアンチエイジング。
活性酸素はカラダにとって悪者のイメージが強いですが、バイキンからカラダを守るという殺菌効果がとても強い。
ただ、増えすぎるとカラダを酸化(錆付かせる)させてしまう。
普通に呼吸していても増えるし、激しい運動、喫煙、強いストレス、紫外線の浴びすぎなどによってもっと増えてきます。
近年、「卵子の老化」が騒がれていますが、活性酸素もまた原因となっているはずです。
であればやはり活性酸素をカラダから除去する必要があります。
そこで抗酸化物質を摂る必要があります。
ルイボスも良いですが、ブルーベリー、バナナ、にんにく、キャベツ、ショウガ、たまねぎ、ブロッコリー、ココナッツ、アボガド、納豆、たまごの卵黄、アーモンドなどにも抗酸化物質が多く含まれていますのでバランスよく摂りましょう。
そして、ルイボスには多くのミネラルを含むというのも特徴です。
カルシウム、亜鉛、リン、マグネシウム、マンガン、鉄、銅を他のお茶より多く含みます。
カラダに必要な成分ですのでしっかり摂りたいところですが、過剰摂取は負担になるということを知らなくてはなりません。
高カルシウム血症、高マグネシウム血症、高リン血症、銅の過剰摂取で嘔吐や下痢・パーキンソン・貧血など、鉄の過剰摂取で嘔吐・下痢・ショック症状、マンガンの過剰摂取で運動失調・パーキンソン病などの原因、もしくはきっかけになるかもしれません。
また上記に書いた他の食材にも多くの成分が含まれているので、過剰摂取などバランスを考えてお摂りください。
絶対にないと思いますが、ルイボスだけしか口にしない、ルイボスの栄養に頼り切っているのであれば、完璧なルイボスを探し、単体での栄養を考えればよいでしょう。
あくまでバランスです。
最後にノンカフェインと低タンニンであるということ。
ルイボスがマメ科の植物なため、カフェインを含んでいないのです。
カフェインが身体に悪いと強く思っている人は、ルイボスティを飲みましょう!!!
正直、カフェインはそこまで悪いものではありませんけど・・・。
またタンニンは鉄の吸収を阻害するので、摂りすぎは貧血の原因となります。
しかし、ルイボスには小量しか含まれていいないため気にする必要はありません。
たくさん良いことのあるルイボスですが、効果のあるものには必ず副作用があります。
この世に万能薬など絶対にないのだから。
たとえば
① 眠たくなる
② 葉酸が壊される
③ 冷え性
④ 胃腸機能の低下
などがあります。
ご注意してください。
ルイボスは原住民の薬草として愛され、利用されていましたが、今では世界中で利用されています。
ルイボスに限らず、最近流行のチアシードなども昔から原住民に愛されていました。
それが現代になってスーパーフードとして脚光を浴びています。
流行った時代は違いますが、原住民に愛され、使われていた薬草たちって実はたくさんあるんです。
たとえばコーヒー、茶葉(紅茶、緑茶、白茶など)、ローズマリー、ユーカリ、ラベンダー、マテなども現地では薬草として利用されていました。
現代では私たちの生活にも溶け込んだ当たり前の植物ですがきっとルイボスもそのうち当たり前になり、ジャングルの森の中で発見された新たな植物が脚光を浴びるときが来るのでしょう。
私たちの身近にあるショウガやニンニクもスーパーフードで抗酸化作用もあるので、バランスよく食事の中に取り入れたいものです。
何かございましたらご質問ください。
銀のすず